秋、気候も少しずつ涼しくなり野生の亀さんたちは冬眠する支度を始めます。

さて、飼育下での亀さんたちも、そろそろ冬眠かな?

しかし飼い主さんが冬眠準備で悩んでいるようですね。

そこで冬眠に関する心得をまとめてみました。

亀 飼育 冬眠 水の量

亀の冬眠支度

春から夏にかけてはたくさんエサを与えて元気に育ててきた亀。

しかし気温が下がりはじめると亀は徐々にエサを食べなくなります。

ここでいよいよ冬眠の準備です。

腸の中に未消化のものが残っていると冬眠に失敗することがあります。

必ず内臓の中は空っぽにさせてから冬眠させてください。

冬眠させる1カ月くらい前はエサをあげないようにして、お腹に溜まっているフンを全て出させるようにしましょう。

亀の冬眠には土の中で冬眠させる方法と、水の中で冬眠させる方法があります。

一般的には水の中での冬眠の方が成功率は高いのだそう。

エサを与えるのをやめた頃からケージの中の水を少しずつ深くします。

水深、20㎝ほど。

亀が好きな深さを選べるようにレンガなどを使っていろんな深さを作ってみてください。

亀がもぐる場所を作る為に水槽の底にはミズゴケを入れましょう。

落ち葉などでも構いませんが濁ってしまうこともあります。

冬眠中は基本的には水替えはしなくても大丈夫です。

しかし水の汚れがひどい時には水槽の水と同じ水温で4分の1くらいを目安として交換しましょう。

完全に交換という方法ではなく、減ってきた分を足す程度でも構いません。

水温は5~10度を保つようにしてください。

また水槽は絶対に暖かい場所には置かないように気を付けましょう。

暖房をしない部屋、日が当たらない場所など、暗い場所が亀も落ち着きますよ。

水槽に布をかぶせたり、段ボールで囲ったりすることで明るさや水温も安定しやすいかと思います。

冬眠したからといって春先まで放置せず、定期的にチェックしてあげてください。

亀の様子がおかしい時は冬眠を中止させ、様子を見てください。

明らかに調子が悪いようならば冬眠させず、温かい場所で過ごさせてあげましょう。

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まとめ

冬眠は亀にとって長生きの秘訣。

ですが子ガメや老ガメ、病気中のカメは冬眠させると亡くなってしまう確率が高いです。

このような亀たちは冬眠させず、保温器具などを使ってケージ内の温度調節をしながらお世話をしてくださいね。

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