ミドリガメを飼育されていると脱皮なのか水カビ病なのか区別が付かない時があります。
脱皮なら成長の証なので安心ですが、水カビ病だとそういうわけにはいきませんよね。
今回は見分けるのが難しいミドリガメの脱皮と水カビ病についてご紹介していきます。
ミドリガメの脱皮と水カビ病について
亀は爬虫類ですのでもちろん脱皮します。
ですが、昆虫みたいに脱皮の痕跡がはっきり残るわけではありません。
時間を掛けて徐々に脱皮していくのです。
一般的に5月から10月末の暖かい時期に脱皮をするといわれています。
水カビ病は、主にミドリガメの免疫力が落ちている時に傷口などから菌が繁殖することで発症する病気です。
首周辺や皮膚に水カビ病を発症した場合は、患部が化膿して白っぽくなります。
この状況が進行すると化膿した部分が剥がれて脱皮の後のように水に浮かぶことで脱皮と区別が付きにくくなってしまうのです。
脱皮と水カビ病の見分け方について
脱皮と水カビ病は似ていますが、細かいところで異なった特徴があります。
今回は分かりやすくするために箇条書きで説明していきます。
脱皮の特徴
- 水中で皮膚からヒラヒラした白いものが付着している
- 水槽に膜が浮かんでいる
- 浮いているものを良く見ると皮膚の模様が見える
- 食欲があり、活発に行動する
水カビ病の特徴
- 発症した部分が白っぽくなる
- 水中に白っぽいものが浮かんでいる(綿のような塊)
- 陸地に上がっても白っぽいものが目で見て確認できる
- 患部に付着しているものがエサと同じ色をしている
上記の2つの特徴を見比べるとハッキリと違いが分かります。
健康なのか病気なのか不安に思うかも知れませんが、落ち着いてミドリガメの様子を観察してあげることでも対策となります。
水カビ病を発症してしまいますと、患部が痒いのか引っ掻く仕草をしたりします。
やはり病気ですので元気がないように見えます。
日々の観察が病気の早期発見にも繋がるので注意深く観察しましょう。
まとめ
2つの特徴を見比べるとハッキリと違いが分かります。
まずは落ち着いてミドリガメの体調と水槽内の様子を見て判断しましょう。
それでも判断が付かない場合はすぐに獣医さんに相談してください。
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