日本でも爬虫類コーナーを設けているペットショップが近年増えてきています。
爬虫類の中でも、人気があるのがカメであり、その中で最もペットとして人気があるのがミドリガメです。
一般的に爬虫類の脱皮では皮膚の脱皮がほとんどです。
ミドリガメの場合、皮膚は他の爬虫類同様に脱皮をしますが、甲羅はどうなるのでしょうか。
甲羅も脱皮をするのでしょうか？
ミドリガメの甲羅は脱皮するのか？脱皮不全となった場合どうなるのか？
ミドリガメは、皮膚だけでなく甲羅も脱皮します。
また背中の甲羅だけでなく、腹側の甲羅(腹甲)も脱皮をします。
脱皮はミドリガメが順調に成長していく上で必要なことであり、脱皮を繰り返していくことで体が大きく丈夫になり、成長していきます。
脱皮は背中の甲羅、腹甲両方ともに甲羅1枚1枚形を保った状態で剥がれていきます。
正常な状態での脱皮の場合、自然と剥がれ落ちるものです。
しかし、剥がれそうではあるがなかなか剥がれない等自然に剥がれない場合があります。
この現象を脱皮不全と言います。
脱皮不全となる原因は様々ですが、飼育環境が最も多いです。
ミドリガメを飼育している水槽の水を交換していない、食べ残しの餌をそのままにしている等で水が汚れ飼育環境が悪い場合、菌が脱皮している部分に入り込むことで起こることもあります。
また、ミドリガメの成長には日光浴が欠かせませんが、室内の暗い環境での生活で日光が当たらない場合は、この日光浴不足が原因の1つとなります。
脱皮不全になり剥がれない場合でも無理やり剥がさないようにしましょう。
無理やり剥がしてしまうとその傷口から菌が入り込み病気になってしまう可能性があります。
脱皮不全になった場合は、無理に剥がさず飼育環境を変え、日光浴できる環境を作ってあげるようにしましょう。
まとめ
ミドリガメは背中の甲羅、腹側の腹甲共に脱皮します。
しかし、生活環境や水場の環境次第では脱皮不全になってしまいます。
脱皮不全は、ミドリガメの飼育環境が悪く順調に成長できていないというサインでもあります。
脱皮不全とならず、ミドリガメが生活しやすく成長しやすい飼育環境作りをすることが大切なことなのです。
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