カメを卵から育てている方は、ご自身の飼育しているカメのお誕生日が分かるので年齢を確かめる必要はないと思います。
毎年きっとお誕生日のお祝いをしますよね。
しかし、縁日やペットショップ、または保護したカメはそのお誕生日は分かりません。
なので、正確な年齢までは分かりません。
ですが、甲羅をみることで目安となる年齢を知ることができます。
クサガメの年齢は大きさよりも甲羅の線を数える!
クサガメは成体になると甲羅が黒くなりオス約17㎝メス約30㎝近くまで成長します。
大体4~5年でここまで成長するので、確かにこの位の大きさなら何歳ぐらいかなといった推測はできそうです。
しかし、カメは成長するとき、その成長した印を甲羅に残します。
なので、甲羅の線を数えることによってカメの年齢を知ることができるのです。
カメの甲羅は背中側を背(はい)甲(こう)とよび、項(こう)甲板(こうばん)・縁(えん)甲板(こうばん)・椎(つい)甲板(こうばん)・肋(ろっ)甲板(こうばん)・臀(でん)甲板(こうばん)に分かれています。
その中でも年齢を知るうえで重要なのが椎甲板・肋甲板になります。
背甲の真ん中にあたる部分です。
この甲板には、まるで木の年輪のように線があります。
これがカメの成長線と呼ばれるものです。
この成長線は冬眠しカメの活動が非活動期に入る中で形成されるものです。
なので、冬眠するカメの場合この甲羅の成長線は何回越冬できたかという目安となるのです。
なので、その成長線を数えることによって何歳ぐらいかわかるようになります。
しかし、クサガメは半水棲種です。
野生では平野の池沼や水田に生息しています。
その中で甲羅が傷ついたり擦り減ってしまうこともあります。
特にクサガメは幼体の時は成長線もわかりやすいですが、成体になると甲羅と体が黒くなり成長線がわかりにくくなります。
成体の場合は、年齢の判別が難しくなりそうです。
もしまだ飼育しているクサガメが幼体のゼニガメであるなら今のうちに成長線を確認しておくのが良いでしょう。
まとめ
飼育しているカメの年齢ってなかなかわからないものです。
成長線で大体の年齢を把握することが出来ますが、冬眠して成長線がすぐ甲羅に刻まれるわけでもないので、やはり正確な年齢とまでは言いにくいようです。
脱皮したりするとますますわかりにくくなってしまいます。
あくまでも、目安としての年齢であることを把握しておきましょう。
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