日向ぼっこをする亀の姿は、野生にも時々見ることができますよね。

のんびりしているだけでなく、ちゃんと理由があるのです。

亀の甲羅を強くするには、カルシウムが不可欠です。

カルシウムが不足すると、様々な病気に罹ってしまうのですが、亀はカルシウムを体内でつくることができません。

食べ物などから摂取することになるわけですが、その吸収を効率よく助けるビタミンDの仲間が、紫外線を受けることによってつくられるのです。

ですから、亀は日光浴をして紫外線を甲羅に当てているんです。

冬 亀 日光浴

紫外線が弱まる冬は?

バスキングライトと紫外線ライトを併用するなどして紫外線を当ててあげる方法もありますが、やはり自然の太陽光より紫外線の量が劣ります。

しかし、日光浴のために室内で飼っている亀を外に出すと、暖かい室内から寒い屋外の急激な温度差で風邪を引いてしまうことがあります。

自分で体温調節ができない亀にとっては、命取りになることも。

雪の降る地域だと、晴れていても雪が積もっていれば周囲の気温は下がりますから、亀にとってはあまり良くない環境です。

暖かさを保ったまま日光浴させる手段を考えたいものです。

たとえば、室内の窓際に水槽や衣装ケースなどの囲いを置き、窓を開け、日光浴をさせる方法があります。

これで、室内の暖かさを亀が保ったまま日光浴をすることができます。

窓を閉めたままですと十分な紫外線を当てることができませんが、亀の体を温めるのには有効です。

もし窓が開けられない環境でしたら、長めの時間日光浴をさせるのもありでしょう。

ただし、冬でも日当たりのいい窓際は温度が高くなりすぎることもあります。水槽の水温の上がりすぎなどには注意しましょう。

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まとめ

亀の甲羅や体が元気が無いように見えたら、強制的に日光浴をさせなければなりません。

冬の外に出すのはリスクが高いですので、くれぐれもベランダに放置などしないようにしましょう。

暖かい室内で日光浴をさせるのが一番いいのですが、窓ガラス越しの日光では紫外線は弱まっていので、させる場合は長時間行うか、窓を開けてあげるのがいいかと思います。

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