魚や爬虫類などの水棲生物をペットとして飼育する際に必ず必要なのが水換え清掃です。
ペットショップや通販を覗いてみるとたくさんの飼育用具がありますが、水槽用ポンプにも様々な用途目的に沿ったたくさんの種類があります。
カメの飼育の場合、ポンプを利用する、しないには様々な意見があり、使う人もいれば使わずに飼育する人も多くいます。
今回はポンプ導入のメリット、デメリットを調べて比較してみました。
ポンプ導入のデメリット
カメの飼育場面でポンプというと濾過ポンプと水換え用の排水ポンプがありますが、やはり導入の是非が取りざたされるのは濾過ポンプです。
そこで濾過ポンプを導入することでどれくらい便利になるか、ということが気になるところです。
装置を買うお金ももちろんですが、濾過フィルターは消耗品である上、前述のようにカメは排泄物も多く他の生物に比べてもフィルターの消費が早いため、電気代も含めてランニングコストがかかってくるからです。
もちろん濾過ポンプを導入したからといって水換えをする必要がなくなるわけではありません。
たしかに排泄物や餌の食べ残しなどの汚れは劇的に少なくなり、見た目にも水槽内の環境が良くなるため鑑賞性も高まります。
しかし先ほど危険性を紹介したサルモネラ菌などの微生物まで濾過できるわけではないので、やはり適度な水換え清掃は必須になります。
ポンプ導入のメリット
常に水を濾過しているからと言って水換えが必要なくなるわけではないとは言いましたが、それでも適切な水換えの頻度はかなり下がります。
夏場などサルモネラ菌をはじめとした有害生物が繁殖しやすい時期には注意が必要ですが、それでも半分近い労力の削減にはなります。
そもそもカメは他のペットに比べても排泄物が多くて水が汚れやすいことが特徴ですが、それだけに恒常的に排泄物や餌の食べ残しを除去できる濾過ポンプの導入には劇的な効果があります。
カメ自身の健康維持はもちろんのこと、水がきれいだと鑑賞性も高まるのでよりカメを飼うことの醍醐味を味わえるでしょう。
まとめ
自分自身カメを飼ってきた経験から照らし合わせてみても、個人的な結論としては以下のようになります。
すなわち「魚を飼う場合のエアーポンプのように絶対必要というわけではないけれど、是非使っていただきたい」ということです。
最後に補遺として、水換え用の排水ポンプについてですが、こちらは飼育環境がベランダやお庭での放し飼いの場合には、「絶対必要」だと思っています。
水槽での飼育でしたら手動のサイフォン式ホースで十分ですが、サイフォン式を使えない直置きの水場の場合には利用しづらいためです。
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