カメを飼う際、最も気を使うのが水の管理です。

こまめな水換え清掃によって飼育環境を清潔に保つのは必要ですが、やはりなかなかしんどい作業でもあります。

そこで水の管理をする上で便利なグッズとして濾過ポンプと水換え用の排水ポンプについて調べてみました。

カメ 飼育 水換え ポンプ

なぜ頻繁な水換えが必要なのか

カメはペット用の水棲生物のなかでもかなり水を汚す生き物です。

排泄が多く、さらに比較的大きな体でよく動き回るため、水は常に汚されていきます。

もちろんそれはカメ自身の健康にも悪い影響を及ぼします。

さらに最近は報道などでもよく耳にしますが、サルモネラ菌感染の原因にもなります。

それはカメが原因というより、カメのいる水槽の水をこまめに清掃しなかったためサルモネラ菌増殖の温床になってしまったというケースが多いのが実情です。

カメの健康のためにも、また自衛のためにもこまめな水換え清掃が望まれるわけです。

濾過ポンプの効果

濾過ポンプには2つの種類があり、それぞれに特徴があります。

ひとつは水中ポンプ式

こちらは音が静かという利点がありますが吸水力に欠けるという面があります。

もう一つは外式です。

こちらは逆に強力ですが音がうるいさいのが難点です。

個人的な意見で言えば、カメの飼育の場合は水位の問題でそこまで強力な吸水性を必要とせず、濾過ポンプをつけたからといって頻繁な水換えが必要なくなるわけではないので、静音性を重視して水中ポンプがお勧めです。

今まで30年来カメを飼ってきた経験からの実感としては、濾過ポンプ導入前は2〜3日に一度、夏場は毎日行っていた水換えが、2週間に一度、夏場でも2〜3日は保つ、といったくらいの印象です。

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排水ポンプが便利なケース

室内で水槽を用いてカメを飼育している場合には必ずしもポンプが必要とも思えません。

多くの場合、床に直接水槽を設置しているわけではなく、ある程度の高さに位置していると思います。

そういった場合にはサイフォン方式を利用した手動の排水ホースで十分ということもままあります。

昔ながらの石油ポンプでもいいですし、最近では排水と同時に砂利など底面の清掃も行えることを謳った商品もペットショップにならんでいます。

手軽で安価なので人気が高いそうです。

逆にお庭やベランダで飼育スペースを作っている場合、池やプラ舟を利用した据え置き型の水場が多いかと思います。

こういったケースでは排水ポンプがやはり便利です。

まとめ

カメを始め爬虫類の水棲生物の飼育において、水換え清掃は単に飼育環境とペットの健康維持という面にとどまらず、サルモネラ菌感染という人間側のリスクの回避のためにも重要なことになります。

とはいえいたずらにお金をかけるというのも好ましいことではありませんし、カメを飼いたい!という方に対してハードルをあげてしまうことはカメ愛好家として避けたいところです。

カメの飼育環境をどんな形にするかで役立つ用具も変わってきますので、慎重に見極めて本当に必要なものを選ぶようにしましょう。

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