動物を飼育していると、一番困るのが長期間に渡って家を空けることでしょう。誰か別の人が代わって世話をしてくれればいいのですが、一人暮らしの場合には自分の留守宅に気軽に入れる人というのはあまりいません。

動物を飼育していると気軽に旅行にも行けないという悩みを抱えている飼い主さんも多くいるでしょう。

今回はミドリガメを飼育していて旅行ができるのか、また、できたとして餌はどうすればいいのかご紹介しましょう。

ミドリガメが子供の時の場合

ミドリガメは生後三か月までは子供に該当しますが、この期間は食欲がとても旺盛であり、餌代に一番費用がかかります。

旅行に出る前に大量に出しておけばいいと考える方もいるでしょうが、ミドリガメのペレットタイプの餌は水に長時間浸っていると溶けてしまったりふやけたりして、ミドリガメが食べないでそのままにしてしまいます。

餌が水槽に長時間残っていると微生物やバクテリアが飛躍的に増殖してしまうので、この方法はおすすめできません。

ミドリガメ 餌 旅行

時間がくると定期的に餌を水槽に落とす器具もありますが、それをちゃんと食べてくれるのか全く分からないので、子供の頃は長くても一泊程度にしておくべきでしょう。

子供の頃はどんな動物でも抵抗力が弱いので、成体になるまでは目を離さないでいることが大切になってきます。

ミドリガメが成体の時の場合

ミドリガメは成体になるほど餌を食べる量が少なくなっていき、成体になれば一日か二日に一度程度の頻度で餌をあげればよくなります。

成体になっても外泊する期間にあわせて餌を大量に出すのはよくなく、もし2~3日程度の外泊であるなら、全く餌を出さなくても大丈夫です。

日頃から餌を十分に与えていて体調面で問題がないのであれば、3日程度何も食べなくてもミドリガメは耐えることができ、餌による水質の悪化を考えても餌を一切与えない方がミドリガメにはいいでしょう。

外泊する直前の餌を少しだけ多めにしておけば、それだけで十分なのですが、あまりに長期に渡って外泊する場合には別の手段を講じるようにして下さい。

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長期間に渡って旅行に出る場合

3日程度の旅行でミドリガメが成体であり、体調面で何も問題なく日頃からきちんと餌を与えていれば何も食べなくても大丈夫なのですが、それより長くなれば別の世話をする人に預けておく必要があります。

それは餌の問題もありますが、水質の悪化がそれ以上にミドリガメに悪影響を与えてしまうからです。

ミドリガメの場合、冬場なら2~3日に一度程度の頻度で水替えをすればいいのですが、夏になれば毎日でも水替えをしなければ雑菌が繁殖してしまって病気になる可能性が高くなってしまいます。

水質の関係から最大限世話をしなくていいのは冬の3日間が限度であり、それ以上に渡って旅行をしたいのであれば信頼できる人に世話を頼むか、ペットショップなどに世話を依頼する方がいいでしょう。

まとめ

飼育する動物によっては一週間程度の外泊をしても大丈夫な種類もいますが、飼育をしてしまうと耐久力が減少してしまうのは否めない事実です。

それでいて水生生物は水質の悪化という問題が存在し、ミドリガメの場合はろ過機だけでは対応ができないので、餌の問題がクリアできても水質だけはどうすることもできません。

動物を飼育すると決めた以上は最後まで責任を持って面倒を見るのが飼い主さんの責務ですし、旅行をしたいのであれば放っておくのではなく、別に世話をしてくれる人を探す努力をしてあげて下さい。

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