なんとなく飼いやすそうなイメージのある亀ですが、基本的には1ケースに1匹で飼育するのが良いとされています。
そのため何匹か飼いたいというのなら、その分の飼育ケースを置くスペースが確保できるかを考えましょう。
亀を飼育するために必要なケースの大きさは、一辺の長さが亀の甲羅の長さの5倍ほど。
亀を購入するときには子供の亀であることが多いと思いますが、種類にもよりますが、成長すると思いのほか大きくなってしまい、十分な大きさのケースを置く場所が確保できなくなってしまうこともあります。
飼いたい亀が成長するとどのくらいの大きさになるのかは、必ず事前に調べておきましょう。
飼育ケースの種類
亀の飼育ケースというと水槽が一般的だと思います。
しかし衣装ケースなどでも飼えるので、自分の飼育スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
亀は脱走することもあるため、飼育ケースにはある程度の深さが必要です。
半水棲の亀(水にも入るタイプの亀)の場合は水も入れるので、その分も考えて深さのある飼育ケースを選びたいですね。
もし脱走の心配がある場合は、飼育ケース内を密閉しないような蓋を用意しましょう。
飼育ケース以外で必要なもの
亀を飼うには、ケースだけというわけにはいきません。
まず大事なのは餌。
「亀の餌」という人工飼料が中心となりますが、ほかにも丈夫な甲羅を作るためにカルシウム豊富な乾燥エビや、亀の好みに合わせて活餌や生餌を与えても良いでしょう。
また、亀は甲羅干しのために日光浴を必要とします。
そのため、陸場にホットスポットと呼ばれる30~35℃ほどの温かい場所を作るようにしましょう、ホットスポットは保温電球や紫外線ライトなどで作ることができます。
ちなみに飼育ケースを直射日光の当たる場所に置いておくと、水温が上がりすぎてしまうこともあるので注意しましょう。
亀は周りの気温に影響されやすい変温動物です。
温度管理が大切になってくるので、水温計や、冬用のヒーターなども用意してくださいね。
まとめ
亀は購入した時は小さいことが多いですが、種類によっては成長すると20cmを超えることもあるので、成長後のことを考えた飼育ケース選びが大切です。
成長後に必要な大きさのケースを置く場所を確保できるかどうかは、必ず確認してくださいね。
亀の飼育には、水温管理や甲羅干しのためのホットスポット作りのために電源が必要であったり、頻繁に水を交換しなければなかったりと、意外と手間がかかります。
それらのことを考えて、飼育ケースは電源の近くで、水の交換もしやすい場所に置くようにすると良いでしょう。
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