庭を持っている人だと、庭に池を作って、そこで亀を飼いたいと思う人もいるのではないでしょうか。
または、室内では飼育ケースを置く場所が確保できないため外に置いておきたいという人もいるかもしれません。
亀を外で飼うことは可能です。
しかし、温度管理であったり、脱走への対策などには室内で飼う以上に注意しなくてはいけないことは覚えておきましょう。
亀は意外と行動的
亀というと「のろま」なイメージがあると思いますが、意外と動く生き物で、飼育ケースから脱走することもしばしば。
そのため、特に外で飼育する時には、飼育ケースに蓋を付けたり、池で飼うならフェンスを設置するなどして対策をする必要があるのです。
ただし、脱走対策で80cmのフェンスを設置しても、亀が上って乗り越えてしまったという事例もあります。
脱走の心配があるのなら、フェンスの角度や材質などにも工夫しましょう。
外で飼うときは細心の注意を
亀の飼育においては、温度(水温)管理が大切になってきます。
水温は26度が適温とされており、10~15℃を下回ると冬眠してしまうこともあります。
予期せぬ冬眠によって亀が命を落としてしまうことを防止するためにも、外の気温や水温については常に気を付けておきたいですね。
亀を外で冬眠させることは可能ですが、水温が0℃以下になると水面が凍ったり一緒に亀まで凍ってしまうことがあります。
外での冬眠に関して、少しでも不安があるようなら、冬場だけでも室内に入れて越冬させるというのも考えたほうが良いかもしれません。
また、せっかく外で飼うからには、餌の種類や、設置する水草や岩などで、できるだけ自然に近い状態を再現したいところ。
少なくとも隠れ場所や日光浴のできる場所などは作ってあげてくださいね。
まとめ
亀を外で飼うことも可能ですが、室内で飼う以上に難しいことは頭に入れておいてください。
特に庭などに亀の池を作って飼育する場合には、水の交換(濾過)をどうするか、脱走への対策はどうするか、水温管理はどのようにするのかなど、限られた方法のなかから最適な方法を選ぶことが重要になってきます。
ただし、やはり庭に亀の住む池があるというのは素敵なことですよね。
もし余裕のある人は、池を作るところから挑戦してみると喜びもひとしおだと思います。
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