みなさんは、カメのことを英語でなんというか、知っていますか。
カメは英語で「turtle」と呼びます。
ですが、「tortoise」というカメの呼び方もあるのです。
この違いは、一体、どのようなものなのでしょうか。
池に放されたトータスとは?
カメは英語でturtle(タートル)、産卵を「spawning」、孵化を「hatching」と言います。
そして、英語では、turtle(タートル)の中でも、リクガメのことをtortoise(トータス)と呼んで区別しています。
以前、スナップチャットで、カメを保護した女性の話が話題となりました。
彼女は保護したタートルを池に放し、みんなにも保護の大切さを訴えました。
しかし、彼女が保護したのはタートルではなくトータスだったのです。
リクガメであるトータスは、池に放されても泳ぐことができません。
皮肉なことに、彼女のした行為は、カメを保護したことにはならなかったのです。
また、このカメが絶滅危惧種だったことも、話を有名にする要因となりました。
このタートルとトータスを区別することは、ネイティブアメリカンの中でも、とても難しいことのようです。
リクガメとカメの違い
リクガメ「トータス」と一般的な他のカメ「タートル」には、大きな違いがあります。
それは、泳げるかどうかということです。
水の中で暮らすタートルは、産卵のときだけ陸上に上がり、卵を産んだ後は、また水中へと戻っていきます。
一方、リクガメは泳ぐことができないため、生まれてからずっと、陸上で生活をするのです。
これらのカメたちには、体にも大きな違いがあります。
水中で暮らすタートルの体は、そのほとんどが流線型をしています。
これは、泳ぐときの水の抵抗を少なくするためです。
反対に、陸上のカメであるトータスは、非常に硬い甲羅をもち、一般的に山型の丸い甲羅を持っています。
また、寿命にも違いがみられます。
ウミガメの寿命が、約60~70年。
その他のカメの寿命は、約20~40年といわれています。
一方、リクガメの平均寿命は、約80年ほど。
世界最長寿のリクガメは、183歳だそうです。
まとめ
タートルとトータスの違いは、専門家でなければ、難しい判断なのかもしれません。
カメを保護する際には、そのカメがタートルなのかトータスなのかも、見分けることが重要です。
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