クサガメは半水棲のカメです。
陸地と水場の両方を必要とするカメですが、水槽のお掃除はどうすればよいのでしょう。
どのくらいの間隔でお掃除するのがよいのでしょうか。
半水棲のクサガメ!お掃除は日常のこまめなお掃除と大掃除がある!
クサガメは野生では沼や池、水田などとても広いところで生活しています。
なので、食べ残しや排泄物で極端に環境が悪くなるなんてことはありません。
しかし、飼育しているカメはそのスペースは限られており自然のように自浄作用というわけにはいきません。
自然の自浄作用の変わりに飼い主が清掃する必要があります。
水場のお掃除
半水棲のクサガメは食事や排泄を水中で行うことが多いようです。
当然ながら、排泄物や食べ残しは水場に溜まっていきます。
できれば毎日、観賞魚用ネットなどでこまめにそれらを取り除きましょう。
また、水場の水はカメにとって飲み水にもなっています。
汚れていたらすぐに交換しましょう。
カメを飼育するときに、はじめ水場にろ過フィルターを設置しますが、ろ過フィルターを設置していても水中には、カメの排泄物に含まれるアンモニアなどが分解されてつくられる硝酸塩などの窒素化合物が溜まっていきます。
この窒素化合物はカメにとって有害でもあります。
水換えは定期的にすべて換えるか、多くの水槽内の水を換えてあげるようにしましょう。
陸地のお掃除
半水棲であるクサガメは陸地部分をとても汚すということは、あまりないかもしれません。
陸地に水苔や赤玉を使用している場合は、その都度汚れている部分を取り除きます。
また、水場に近い水苔は傷むことがあるので、傷んできたら交換しましょう。
取り除いた部分は、その都度補充します。
レンガなどを使用している場合は、大掃除の際によく洗うようにします。
水槽の大掃除
大掃除は月に2~4回が目安になります。
毎日こまめにお掃除していても飼育容器は汚れてくるものなので、カメの種類にもよりますが、定期的なお掃除を心がけましょう。
- カメを安全な場所に隔離する。
- 照明器具やフィルター等々をはずす。この時、照明は電源をぬいて冷めてから、フィルターも電源を抜いてから取り外しましょう。濡れた手で電気系統に触れるのは大変危険です。手が濡れていないかよく注意して作業しましょう。
- ポンプやホースを使い、飼育容器内の水をバケツなどの容器に移します。移した水はトイレに捨てましょう。
- 砂利や砂、レンガなどを取り出しよく洗います。飼育容器もよく洗い風当たりの良い場所で、よく乾燥させます。
- レンガなどをいれ陸地をつくり、砂利や砂をいれます。その後、フィルターや照明器具を入れセッティングします。水をいれ器具を作動させ、カメを移動したら大掃除完了です。
まとめ
クサガメは、分布範囲が池や沼や田んぼなど、野生の中でもとてもきれいな場所でなくても生きていけます。
しかし、それは自然の中で生きていく上でのことです。
飼育容器といった範囲内では清潔な環境が必要不可欠です。
カメにとって住みよい環境をつくってあげたいですね。
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