リクガメは全般的に我慢強い反面、かなりデリケートな生き物です。
比較的飼いやすいヘルマンリクガメでも、環境の変化によっては餌を食べない時もあって、飼い主さんを心配させる子もいます。
ヘルマンリクガメが餌を食べない原因にはいろいろありますが、病気のサインである可能性も。
そこで、ヘルマンリクガメが餌を食べない原因や対策についてまとめました。
ヘルマンリクガメが餌を食べない原因は?
ヘルマンリクガメが餌を食べない原因には大きく分けると4つの原因が考えらえます。
飼育環境が適していない
まだ飼い始めてすぐの頃は、ヘルマンリクガが飼育環境に慣れずに餌を食べない場合があります。
もしくは、飼育環境が適していない場合でも一時的に餌を食べないということもあります。
この場合は、1週間ほど様子を見て環境に慣れるまで待ってみましょう。
季節の変化
リクガメでも種類によっては季節が変わることで本能的に食欲が落ちる場合があります。
飼育下でも冬眠モードが働いて餌を食べなくなったり、冬眠ではなく夏眠モードが働いて一時的に食べない場合もあります。
病気のサイン
元気だったヘルマンリクガメがあまり動かなくなり食欲も落ちている場合は要注意です。
この場合は肺炎や風邪、内臓疾患、結石などの病気のサインの可能性がありまます。
その状態が続くようなら動物病院を受診しましょう。
便秘の可能性も
リクガメも何日もフンをしないで便秘気味の場合、餌を食べないこともあります。
この場合は25℃~30℃前後のぬるま湯に入れることで便秘が解消され食欲が戻ることも多いです。
ヘルマンリクガメが餌を食べない時の対策は?
どうしてもヘルマンリクガメが餌を食べない場合の対策は、ちょっとした工夫をすることで食べてくれることもあります。
フルーツを与える
ヘルマンリクガメに限らずリクガメたちは、バナナ・リンゴ・マンゴーなど甘い果物が大好物です。
餌を食べない時はこれらのフルーツを与えると、それがきっかけで餌を食べるようになる場合もあります。
食べる餌を変える
ヘルマンリクガメは、わがままで頑固な性格です。
苦手なものや嫌いなものは残します。
さらに、同じ種類の餌ばかり食べると飽きて食べないことも。
そこで、食べる餌を変えたり、何種類か混ぜて食べさせるなどして偏食を防ぎましょう。
ケージの場所を変える
ヘルマンリクガメなどは、明るい場所が好きです。
なので、ケージの場所を変えてみるのも一つの対策です。
自然の光は食欲をアップさせる効果もあるので太陽にたくさんあててあげてください。
まとめ
では、この記事の大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。
〈食べない原因〉
- 飼育環境
- 季節の変化
- 病気の可能性も
- 便秘の場合は、便秘解消で食べることも
〈食べない対策〉
- フルーツを食べさせる
- 餌を変える
- 自然の光を浴びさせる場所にケージを移動
ヘルマンリクガメは、意外と頑固でわがままというところもちょっと可愛いですが、それでいてデリケートなので、餌を食べない時には飼育環境を見直してみましょう。
今のあなたにおすすめの記事