カメの性別を見分けるのって難しそうですよね。
ハッキリとした違いがあればいいのですが、ウミガメの場合はどこで見分けることができるのでしょうか。
ウミガメの性別の見分け方
ウミガメのオスとメスを見分ける方法はこれです。
<オス>
- 尻尾がメスよりも太くて長い。メスと比べると肛門の位置が甲羅から離れている。
- 甲羅がメスよりも短い。(これは判断が難しい)
- 腹甲が少しくぼんでいる
- オスのツメはメスよりも長い
<メス>
- 尻尾がオスよりも細くて短い、または見えない。オスと比べると肛門の位置が甲羅から近いところにある。
- 甲羅がオスよりも長い
- 腹甲にくぼみがない
- オスに比べてツメが短い
このようにウミガメはオスとメスを比べて性別を判断することが多いです。
しかし判別は難しく、例えばオスの甲羅がメスの甲羅よりも短いとはいえそれは成長した状態での話であり、海の中で偶然見ることのできたウミガメが成長しきっているのかはわかりません。
成長途中のメスのウミガメの甲羅が小さいものを間違ってオスだと思ってしまう事もあるということです。
子ガメの性別の見分け方ですが、今のところまだ見つかっていません。
しかも接合の瞬間に性別が決まる人間などとは違い、ウミガメは卵の段階ではまだ染色体がないので性別は決まっていないのです。
となると一体いつ性別が決まるのでしょうか。
ウミガメのオスとメスが決まるのは産卵してから孵化するまでの場所の温度によって変わります。
暖かければメス、涼しければオスという具合に変わってきます。
目安としては、
- 30度以上:メス
- 28度~29度:両方の可能性
- 29度以下:オス
と、産まれてくる性別が分かれると言われています。
ほんの少しの差ですがそれで性別が変わるなんて神秘的ですね。
しかし、温度でオスとメスが決まってしまうならば生まれる数がどちらか一方に偏ってしまいそうですよね。
そうならないところが自然界のすごさで、ウミガメはオスとメスの比率が大体同じになるように気候に合わせて産卵をしています。
まとめ
ウミガメの性別は、尻尾の長さ・太さ・ツメの長さ・太さ・甲羅の長さなどで見分けることができます。
ウミガメの性別は卵を産み落とされた場所の温度によって決まります。
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