ウミガメの甲羅には模様があります。
甲羅の模様から種類を見分ける方法があるのでしょうか。
ウミガメの甲羅の模様
カメの甲羅とは背中とお腹についていて、それぞれの呼び名を背甲、腹甲と呼びます。
この甲羅が重要な役割を果たしていて、ピンチのときは頭も手足も全部隠すことができます。
この硬い甲羅は、カメの肋骨が変形拡張を繰り返して変化していったものと言われています。
またウミガメにはあまり当てはまりませんが多くのカメの甲羅は6角形模様でできています。
自然にできたにしてはきれいなものですよね。
なぜあのような6角形なのか知っていますか?
実は6角形は自然界ではもっとも力を分散させることのできるバランスのいい形だからと言われています。
余談でした。
さて、ウミガメの甲羅ですが、ここでは主にアカウミガメとアオウミガメの甲羅についてです。
甲羅の模様ですがどちらの甲羅にも椎甲板と助甲板があります。
椎甲板とは甲羅の真ん中にある5つほどの6角形の模様を言い、助甲板とはその両端にある6角形のものを言います。
まずアオウミガメですが、甲長が80cmから100cmとウミガメの中でも大きい方になります。
甲羅の色はアオウミガメの名前とは関係なく背中側が黒っぽい濃緑色をしていて腹側は淡い黄色で、甲羅の幅は広くて平坦できれいです。
体が青いからアオウミガメではないのだとすると名前の由来はなんでしょう?
実はアオウミガメは体脂肪の色が青緑色なのです。
ちょっとピンとこないしきっと見る機会もありませんよね。
次にアカウミガメですが甲長は70cmから100cmとアオウミガメに比べてちょっと小さめです。
甲羅の色は背中側が赤褐色で腹側が淡い黄色です。
アオウミガメとは違い名前の由来は見た目からきていることが分かります。
甲羅の模様という点では1匹1匹違いますが、それほど大きな違いは無いので色や大きさで見分けるのが良いと思います。
ちなみに硬い甲羅を持たないウミガメの仲間もいて、それがオサガメと言います。
全体的に真っ黒な体をしていて甲羅部分には縦線がピーっと模様が入っているやや大きめのウミガメです。
まとめ
ウミガメの甲羅には人間の指紋と同じように2つと一緒のものはありません。
といっても模様だけで個体を見分けるのはかなりの根気がいりそうです。
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