ふと見ると、飼っている亀の後ろ足がぐーんと伸びています。
伸ばすと意外と長い後ろ足。ちゃんとひざもあります。
これは日光浴中・甲羅干しの最中に見られることが多く、亀がリラックスしている状況といえます。
この姿勢だと外敵にも全く無防備な状態ですが、よほど気持ちいいのでしょうね。
亀にとって日光浴が大事なのは
そもそもなぜ日光浴が必要なのか、調べてみると次のような理由があるようです。
まず体温調節。
亀は変温動物ですから、自らの体温を調節できません。
なので、寒いと体温は下がりっぱなしになります。
日光浴をさせることで体を温めてやるのです。
これが相当気持ち良いのか、後ろ足を思い切り伸ばしたりするようです。
次に、太陽から出る紫外線で皮膚を滅菌して寄生虫を除去したり、亀の首や手足の皮膚を乾燥させてカビを寄せ付けない為です。
また、甲羅干しと言うように甲羅に太陽光・紫外線を浴びて「くる病」を予防したりもします。
そして、ビタミンDを生成してカルシウムの吸収を促進させて丈夫な甲羅を作ります。
リラックス時、まさに見たまま。
後ろ足をピーンとして気持ちよさそうに伸びをする亀。
人間と同じですよね。
後ろ足だけでなく首も持ち上げて伸ばしたり、四肢全部を浮かせてまるで飛行機のようなポーズをする亀もいるようです。
リクガメもミズガメもどちらも甲羅干しして居て気持ちよくなるとこの姿になるようです。
これらの行動は飼育されている亀だけではなく、野生の亀にも見られます。
池のほとりで甲羅干ししている亀もこんな姿をするのです。
この亀の後ろ足は、何もリラックス時にだけ伸ばすのでは無く、例えば箱から外を見るように背伸びして立ち上がってみたりもします。
そして脱走したりもします。
まとめ
亀について調べれば調べるほど、あまり動かずただ居るだけの存在ではないのだな、とわかりました。
日光浴が気持ち良くて長く伸びる後ろ足。
外に興味があって背伸びして立ち上がる姿。
まるで人間のようなそのユーモラスな姿は可愛らしくてほっこりとさせられますね。
飼い主にとってはその無防備な姿が見られる事は亀と特別な関係のようで嬉しいのではないでしょうか。
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