不衛生な飼育環境だと、水質も悪くなり亀の体に異常をもたらします。

この因果応報の結果の一つが藻です。

気を付ける病気は他にもありますが、今回は体に付着するものに注目します。

亀 体 かく 藻

亀のかく動作が目印

水を取り換えなかった、残った餌や糞を放置したことで藻が発生し、亀の甲羅や体に付着します。

甲羅に付着していればよく見れば気付くのですが、首や手足の付け根などだと気付くのが遅れてしまいがちです。

後手になってしまいますが、亀の動作を見ると気付く場合があります。

手足で体をかくような動きをする、容器内に設置してあるものに体を擦りつけるなどです。

体の表面に皮のようなものがくっついていれば脱皮による行動でもあります。

また、そうなってくると臭いも発してくるので普段と違う臭いがする時は亀の体をよく見てあげて下さい。

そして容器内の掃除は小まめにしましょう。

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藻の落とし方

このまま放置していると日光をうまく吸収できずに体温が低下して活動が鈍り、滅菌できずに病気になってしまうなどして、命に関わってくることがあります。

使うものは柔らかいタイプの歯ブラシが良いでしょう。

甲羅に対しても同じものを使います。

間違ってもタワシや金属ブラシなどの硬いものは使わないで下さい。

傷が付いてそこから細菌などの感染症に発展してしまう恐れがあります。

薄く付着している程度なら歯ブラシで力を入れずに優しく擦りましょう。

次に日光浴の時間を増やして自然乾燥させます。

夏などの暑い季節は熱中症になってしまうので程々にして下さい。

乾いたら再び歯ブラシで優しく擦ります。

大体はこれで落ちるのですが、歯ブラシが入りにくい所や根強くこびり付いているものはなかなか落ちません。

その時には市販されているポビドンヨードという消毒液か、それが含まれたイソジンうがい薬を使います。

これらはそのまま使うと劇薬に等しくなってしまいます。

数倍から10倍ほどに薄めた液を綿棒や脱脂綿などの柔らかい布に染み込ませて藻が生えている箇所に塗ります。

そして水を入れていない容器に入れるなどして1時間弱は自然乾燥させます。

最後に水で綺麗に洗い流して飼育容器に戻しましょう。

1回で取れなかったら、1日1回で同じことを繰り返せば数日後には綺麗になります。

まとめ

まずは環境管理をしっかりするのが大事です。

日光浴が不足していないか、バスキングライトは十分に照射されているか、水が汚れていないか、掃除し忘れはないかチェックしましょう。

それと薄めたポピドンヨードは傷にも有効ですので、もしもの時のために常備しておくと良いでしょう。

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