ウミガメが孵化して海に向かって頑張って歩いていくところは感動的で応援したくなりますよね。
しかし、最近では間違った放流会が問題になっているところもあるようなのです。
どういったところが問題なのでしょうか。
ウミガメの放流の時期
ウミガメの放流会が行われる時期は8月の中旬から9月の下旬です。
ウミガメの卵は6月に産もうが7月に産もうが8月に産もうが産まれてくるのは8月から9月なのです。
ですから放流会もその時期に開催しています。
ウミガメの放流が問題のわけ
ウミガメを無事に孵化させてあげて海に帰してあげるっていいことをしていると思っていませんか?
確かにウミガメは孵化しても無事に大人になれる数は相当少ないです。
しかし、その放流のやり方が間違っていると生態系も崩してしまいます。
ウミガメの放流の間違ったやり方を書いていきます。
- 放流する時間帯
自然であればウミガメの赤ちゃんが孵化して海へ向かうのは天敵に見つかりにくい夜です。
しかし間違って朝や昼の明るいときに放流を始めてしまっていることがあるようです。
すると、海鳥や海中の魚などに見つかってしまいすぐに食べられてしまいます。
- 放流する数
放流するというのはあくまでも絶滅を防ぐというのを目的にします。
しかし、絶滅を防ぎたいあまり個体数を増やそうと、自然界ではありえない数の放流をしてしまうと多すぎなのです。
すると今度はウミガメではないものが絶滅の危機になってしまい生態系が崩れてしまいかねないのです。
- 元気がなくなってから放流している
ウミガメの赤ちゃんは孵化してから10時間~20時間に間が一番元気でパワーがあり、その間に海へ放してあげなければいけません。
なぜなら、元気なうちに必死に泳いで危険な岸から離れるためです。
しかし放流会ではこの時間を過ぎ元気がなくなった子を放流してしまうこともあるので泳いでいけず波によって岸に戻されてしまいます。
まとめ
ここに書いたのは放流がなぜ問題になっているのかということの一部ですが、まだまだたくさんあります。
放流自体が悪いと言っているわけではなく正しいやり方でやってほしいということだけ分かっていただきたいです。
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