見た目が可愛く、比較的飼育も簡単なアカミミガメ。
飼育している人も多いのではないでしょうか?
実は、この亀の中でも人気のあるアカミミガメですが、飼育禁止になる可能性があるそうです。
なぜ、アカミミガメが飼育禁止になるのか、理由を考えてみます。
アカミミガメの飼育が禁止になる?
アカミミガメの飼育が禁止になるということは、環境にとって何か悪影響があるということです。
では、その悪影響はいったい何なのでしょう。
アカミミガメの飼育を始めるとき、とても小さく、価格も手ごろで、可愛いからと飼育を始める人がほとんどではないでしょうか。
このアカミミガメですが、実は寿命が長く、20~30年は生きると言われています。
1つのペットで、これほど寿命が長い生き物は、そんなに多くないのではないでしょうか?
また、飼育を始めるときには、体長が5cm程のものがお起きと思いますが、成長するにつれて、体長は20cm以上になるそうです。
そうなってくると、人によっては、無責任に逃がしてしまう場合もあるそうで、もともと飼育されていたアカミミガメが野生化することが多くなっているそうです。
アカミミガメは外来種で、しかも、繁殖力も強いといわれています。
このような外来種が多く野生に存在すると、在来種である別の亀や生き物の住処を奪っていく可能性があり、在来種の存在自体も危うくなってしまうそうです。
このように、飼育しているアカミミガメが悪影響を及ぼすのではなく、野生化したアカミミガメが生態系を変化させてしまう恐れのあるため、アカミミガメを特定外来生物に指定する動きがあるそうです。
特定外来生物に指定されると、飼育することは、原則禁止となります。
飼育するためには、特別な許可を得て、飼育しなくてはならないため、許可が出なければ、アカミミガメを飼育することが禁止されるということのようです。
まとめ
見た目が可愛く、手ごろな価格のため、アカミミガメを飼育している人も多いと思いますが、しっかり管理して、飼育を行っていれば、在来種の生態を乱すこともありません。
しかし、野生化してしまったアカミミガメが多くなりすぎてしまったために、特定外来生物に指定されようとしています。
現在、アカミミガメを飼育している人も、これから飼育を考えている人も、責任を持って最後まで飼育するようにしてください。
決して、無責任な行動はしないようにしましょう。
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