ウミガメはきちんと成長できる絶対数が少ないこともありますが、絶滅が危惧されている生物でもあります。

ウミガメが絶滅してしまったらどのような影響があるのでしょうか。

ウミガメ 絶滅 影響

ウミガメが絶滅したらどんな影響がある?

ウミガメがもしも絶滅してしまったら影響のあるものとしてまずは陸上の生態系があります。

生態系というのは陸から海へ栄養が運ばれることによって海が豊かになります。

またその一方で海の栄養も陸へ戻してもらわなければ生態系を上手く保つことができないのです。

海と陸の間にはウミガメが産卵を行う砂浜がありますがこの砂浜で行う産卵が大事なのです。

ウミガメは1頭あたり1シーズンに500個ほどの卵を産みます。

そしてその卵は乾期になると植物に水分を供給してくれ、残念ながら亡くなってしまった卵は栄養素である窒素やカリウムやリンを供給します。

その植物が育つことによりまた様々な生物が生きていけるのです。

ウミガメの卵は栄養が足りていない海岸で育つ植物にとってとても重要な役割を果たしているのです。

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次に考えられる影響として魚の減少です。

人間は非常に多くの魚を獲ってきました。

そこで魚の代わりに増えているのがクラゲです。

クラゲは魚の減少によってエサを争う相手がいなくなってきたのでどんどん増えています。

しかしそのクラゲの増殖のストッパーとしてウミガメがいます。

ウミガメはクラゲをエサとして食べてくれるのでウミガメが絶滅してしまうとクラゲが増え、魚がますます減っていってしまうのです。

あと考えられるのがサンゴ礁生態の生態系の維持が壊れることです。

サンゴ礁の中でも海綿というものは毒をもっているので他の魚などは近づくことがありません。

しかし、ウミガメの中でもタイマイはその海綿を好んで食べるのです。

これによって海綿だけが育つサンゴ礁ではなく様々なサンゴが育つサンゴ礁を保つことができているのです。

まとめ

ウミガメが絶滅してしまうと海だけではなく陸の植物にも影響が出てきてしまいます。

植物に影響が出てくるということは私たち人間にも少なからず影響がでてくるということです。

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