ワニガメが○○県の河川敷で捕獲されました。
なんてニュースを時々見かけたりまします。
たかだかカメでニュースにするのか?なんて思っている方もいるでしょう。
しかしこのワニガメは実に獰猛なカメなのです。
このワニガメが日本の沼や池・川などで繁殖していたらと思うと大変な事にもなりかねません。
ワニガメが日本で野生化して繁殖までしているのか?
ワニガメは、北米原産のカメなのですが、カミツキガメの1種で口は先端が鋭角になっており、甲羅には無数の突起した物が重なりあった形になっています。
大きさは、最大で120cm、甲羅の大きさは80cmにもなります。
どんだけデカイのかと言う事に驚く事でしょう。
それに、鋭角なアゴの力が凄く攻撃性が高い事から、頭は普通のカメと比較した場合でも非常に大きい事がわかります。
そのため、天敵から襲われる可能性が低い為に頭を甲羅の中にしまう事ができません。
あまりにも攻撃性に特化したために本来のカメとは違った進化をしたカメと言う事になります。
このワニガメは、水面には浮かんできますが、陸にはほとんど上がってこないのが特徴です。
生活の場は水中と言う事です。
陸に上がるのは産卵期のメスのワニガメだけと言われていますから、オスのワニガメは、ほぼ陸に上がる事はありません。
ニュースなどで陸上で見つかったワニガメはメスの確立が高くなります。
ワニガメの繁殖力はそれほど、高いと言う訳ではありません。
メスが卵を産めるようになるまでには15年位かかると言われています。
また産卵期3年に1度しかなく、卵も10~15個程度です。
それならそんなに繁殖しないのでは?と思ってしまうかもしれませんが、基本的にワニガメは適正能力が高いのと寿命が70年以上であること。
加えて日本には天敵が存在しない為に、無敵状態なのです。
ある程度の大きさまで成長してしまうと捕食される恐れがありませんから、既に日本ではワニガメは繁殖して根付いている事になります。
ワニガメが日本で野生繁殖したことで危険性は無いのか?
ワニガメの生態がわかった所で、ワニガメの食糧は何かと言うと基本的には、雑食なのですが、主に肉食となります。
また強靭なあごは、一瞬のうちに相手に襲いかかれるほど俊敏な動きで獲物と捉えます。
その力は300kg~500kgと言う物凄い力が一気に掛かります。
人間の指ならば数本まとめて食いちぎられてしまいます。
これだけで、ワニガメのアゴの危険度がわかります。
しかし、ワニガメは捕食する際には、自分よりも大きい物には御祖掛からずに逃げてしまうことの方が多いのです。
人間と鉢合わせした場合には、人間が手を出さない限りは、ワニガメから距離を取る形になります。
では、安全なのでは?と思う方もいるかもしれませんが、例えば小さいお子さんが、川岸で、手を水に浸けて遊んでいた場合を考えてください。
ワニガメはその手がエサだと思って捕食する危険性があるのです。
お子さんの手や腕・足などは、ワニガメにとっては脅威ではないのです。
いくら水中にいるからと言っても、いる訳ではなく息継ぎなどでも浮上はしてきます。
また、大人でもワニガメとは知らずに顔の前に手を出した瞬間に、パクっと行かれる危険も含んでいます。
ワニガメを見かけた場合には自分では対処はせずに、警察に連絡する事が一番です。
まとめ
ワニガメが日本で野生で繁殖しているのか?
その危険性について紹介してきました。
危険性外来種として認定されているだけに、見かけた時にむやみに触ったりする事は止めましょう。
触らぬ神に祟りなしですから。
後はプロに任せておくのが一番と言う事です。
またペットとして飼育できなくて放流してしまった方の責任は重大です。
たった1匹だから平気なんて思っていたら大間違いです。
ワニガメ1匹で日本の在来種が絶滅に瀕する事にもつながって行くのですからね。
今のあなたにおすすめの記事