ニホンイシガメは日本固有種のカメの一種とされています。
河川や湖沼、水田などに生息し、流水域を好むと言われています。
半水棲の生態ですが、どちらかと言えば、水に居る時間が長いようです。
繁殖様式は卵生とされ、10センチ程度の深さの穴を掘って、その中に10個前後の卵を産むとされています。
卵は大体、70日前後で孵化するようです。
繁殖期は9月から翌年4月で、冬の寒い時期は冬眠しているので繁殖活動は行われないようです。
繁殖期になると、オスはメスの横で、前脚の掌を交互に振って求愛すると言われています。
そんな、可愛らしい求愛活動をするニホンイシガメのオスと、メスの違いについて調べてみました。
ニホンイシガメのオスとメスを見分けるには?
オスメスの見分け方で一番分かりやすいのは、サイズの違いと言えるでしょう。
ニホンイシガメのメスはオスよりもサイズが大きいと言われています。
その他の見分け方としては、オスの方が尻尾がやや太かったり、甲羅がオスは扁平、メスはやや盛り上がった形をしているとされています。
しかし、甲羅の色や形などは個体差が大きいため、一概には言えないようです。
後は、夏季の繁殖期に他の固体の横で前脚を前後に振っているニホンイシガメは、求愛行動をしているのでオスと判断しても良いでしょう。
これらの見分け方はすべて成体になってからとされているようです。
水生物館のニホンイシガメです。手前のオスがメスを追いかけて、目の前で手を振って求愛します。たいてい相手にされませんが、めげずにずーっと追いかけ続けています。がんばれ!! pic.twitter.com/5KHCmvHzvl
— 井の頭自然文化園[公式] (@InokashiraZoo) 2018年1月6日
子亀の場合は?
ゼニガメとも呼ばれることがある小亀の状態では、大きさや甲羅、尻尾など殆ど差異がなく、見分けるのはとても困難だと言われています。
子亀の場合は、排泄腔の位置で見分けることが出来るようです。
腔の位置が体に近いほうがメスだと言われています。
まとめ
ペットショップでは殆どが小亀の状態で売られているようなので、オスやメスの区別が必要なときには、自分で見分けるよりも、店員さんにしっかり話を聞いて購入する必要があると言えるでしょう。
排泄腔の位置で見分けることも可能とされていますが、ペットショップでは購入前に触れないケースもあったり、体の小さい子亀では違いが素人にはわからない場合もあるようなので注意が必要でしょう。
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