亀が石の上に乗りじっとして居る所を見かける事があると思いますが、あれは日光を浴び甲羅干しをしている様子だと解りました。
では日光浴が必要な理由と、どの位の時間をかけるのかを調べてみました。
ミドリガメの甲羅を干すのは何故?
亀は日光に含まれる紫外線を浴びて骨や甲羅の形成を保っています。
そのため、亀にとって日光を浴びる事は生きるのに必要な事なのです。
- 体温調節(変温動物の為、日光を浴びる事によって血液の循環を良くする事で体を温めてくれる)
- 寄生虫などを取り除く(紫外線には滅菌作用があるので、寄生虫を退治する事が出来る)
- 皮膚病の原因となる水生不完全菌の退治(水中生活に適応した不完全菌のカビの一種)は亀の手足や首の皮膚に付着しカビを繁殖させるので、日光浴で紫外線を浴びる事でこの菌を退治する事が出来ます。
- 甲羅の病気に「くる病」という病気予防(甲羅が柔らかくなったり、足が曲がってしまい歩く事が困難になってしまう恐ろしい病気)がありますが、紫外線の光を照らし栄養素を吸収できるのでその予防にもなります。
亀は紫外線が不足すると、亀の甲羅や体に藻類が生えてきてしまいます。
これを防ぐ為にも日光で紫外線を十分に受ける事が大切です。
亀は日光浴をしないと、栄養素の補給としてカルシュウムの吸収を促進するビタミンDを体内で合成する事が出来なくなり、甲羅の変形や軟化などをもたらしてしまいます。
ビタミンDは、生命維持の為にも必要不可欠なものという事です。
日光浴はどのくらいの時間をかけるの?
ではどれ位の時間、外で日光浴の理想的な時間と言われているのが1日30分~2時間(夏場は直射日光で30分程度)です。
逃げられる場合も考え、亀が登れないような素材の壁を作っておくのが良いと思います。
夏場長期間直射日光を当てると温度が上がり過ぎて亀が亡くなってしまいますから注意してください。
まとめ
亀には日光浴が必要な理由と時間が少しは分かっていただけたでしょうか?
外で日光浴させる際は、念のため地面からも亀が逃げない様に焼き網を敷くなどの対処をするのも良いと思います。
日光浴の時間には夏場は特に気を付けるようにして下さい。
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