ミドリガメの成長は早い?

いつの間にか大きくなっていてびっくりした?!

カメと聞けば、何となくのろまなイメージがあり、成長も遅いのではないかと思っていませんでしたか。

実は、ミドリガメはスムーズに成長すれば、1年で一回りほど大きくなります。

乾燥エビや人工飼料を毎日積極的に与えると、その倍近くの大きさまで成長すると言われております。

成長させるのに必要なのは餌だけでしょうか。

日光浴はミドリガメの成長に、どのような変化をもたせるのでしょうか。

ミドリガメ 日光浴 成長

ミドリガメの成長に日光浴は必要なのでしょうか?

ミドリガメの飼育に日光浴が必要不可欠なことはよく知られておりますが、それは、日光浴によってカルシウムの吸収を高めるビタミンDをつくることができるからになります。

では、なぜ、ビタミンDが必要なのか。

ミドリガメ等のカメ類がもつ甲羅は、2つの構造を構成していることをご存知でしょうか。

下の部分は骨でつくられている骨甲板になり、上の部分はケラチンでつくられている角質甲板呼ばれるものになります。

成長する際に、UVA・UVBの2つの紫外線が必要です。

ちなみに、UVAは、甲羅や皮膚を乾燥させるために必要で、その上、甲羅の除菌・殺菌を行う役目をもちます。

UVBは、体内で合成できないカルシウムの吸収をサポートするビタミンD生成のために必要な役目を果たしているとのことです。

スポンサードリンク

ミドリガメの成長に必要不可欠だと言われる日光浴をさせなかった場合、ミドリガメはどうなるのでしょうか。

悲しいことですが、日光浴を行わなかったミドリガメは、カルシウム不足に陥ります。

その結果、骨や甲羅が変形するクル病や、皮膚疾患、代謝悪化による消化不良を招き、短い人生を閉じることになります。

 

View this post on Instagram

 

ひなたぼっこひーこ👀 #かめ #ミドリガメ #亀 #ひなたぼっこ #こうらぼし 放置中のキックスケーターで#アスレチック 👀

H&Iさん(@jincun.yumei)がシェアした投稿 –

まとめ

ミドリガメ等の変温動物を飼う時は、ちょっとの油断が命取りになる時もあり、細心な注意が必要になります。

日光浴を好むミドリガメの成長スピードは早く、日光浴を好まないミドリガメの成長スピードは遅いと言われております。

丈夫で飼いやすいと言われるミドリガメですが、発症しやすい病気にクル病ほか、ハーダー氏腺病・口内炎・中耳炎・呼吸器疾患・熱射病が挙げられます。

飼育中に、いつもとは違う行動、食欲不振、皮膚トラブルを発見された時は、早めに獣医に相談されることをおすすめします。

スポンサードリンク

今のあなたにおすすめの記事