ミドリガメなどの水中生物は餌の量に注意しないとすぐに水が汚れてしまうため、餌の与え方には注意が必要になってきます。

特にミドリガメのようなカメというのは体が甲羅に覆われているので体形の変化が分かりにくく、餌の量や頻度が合っているのか判断がつきにくくなっているのは間違いありません。

どんな動物でも餌というのは生育するために重要になってくるので、これからミドリガメの飼育を始めたい方はその量や頻度について参考にしてみて下さい。

ミドリガメに必要な餌の量

ミドリガメは成長に合わせて餌の量を変えていかなければならず、その量を間違うと生育に大きな影響を与えてしまうでしょう。

ミドリガメ 餌 量 頻度

まず生後三か月までの子供の頃ですが、餌は食べたいだけ与えてあげて下さい。子供の頃は体格が小さいというのもあって、水槽の中でも活発に動き回ることができるので、成長期で新陳代謝が高いというのもあって食べた分をちゃんと消化できます。

ただし生後四か月を過ぎると成体になるので、餌の量を少なくしていかなければ新陳代謝も弱くなるので簡単に肥満になってしまいます。

ミドリガメは爬虫類なので脱皮することで体格が大きくなりますが、脱皮をする期間内は甲羅で体形が制限されてしまうため、肥満になると奥影響を及ぼしてしまいます。

目安になるのはミドリガメの頭の大きさであり、一回に与える量は頭の大きさ三個分が適量です。

ミドリガメの餌を与える頻度

ミドリガメが成体になるまでの生後三か月までは食べたいだけ餌を与えるのが基本ですが、頻度は1日に1~3回ほど与えるのがよく、餌の食いつきや残した量などで頻度は調整するといいでしょう。

いくら食べたいだけ与えていいといっても、与えすぎはよくはないので回数は制限して下さい。

三か月を過ぎて成体になると一日に一回程度の頻度で餌を与えてあげればよく、餌が十分に摂取されていれば二日に一回に頻度を下げても大丈夫になってきます。

ミドリガメは餌を食べなくなると本当に何も食べなくなりますが、そうでない場合には与えたものを必要以上に食べる性格であるため、体調面を考慮して飼い主さんが頻度を変化させていかなければいけません。

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ミドリガメの餌についての注意点

カメの種類には草食性のものがいるのでミドリガメも草食性のイメージが強いのですが、ミドリガメは小魚なども捕食する雑食性です。

そのためミドリガメの水槽に金魚やメダカなどを一緒に入れておくと、通常は専用のペレットしか食べていなかったとしても、本能的に目の前に動き回る魚がいると捕食してしまいます。

雑食性というのは人間と同じなので、何でも食べるというメリットがありますが、栄養バランスを考えて餌を与えていないと体調不良を起こしやすいというデメリットを持っていることになります。

特にビタミン不足は口内炎や皮膚炎を含むいろいろな病気を併発してしまうので、ビタミン不足だけは注意するようにして下さい。

まとめ

ミドリガメは甲羅を持つ雑食性の水中動物ですので、餌による体調の変化が分かりにくいという特徴を持っています。

しかし食べるというのは生物にとって最も重要な活動の一つであり、野生でない飼育下にいるのであれば餌は管理して与えなければいけません。

飼育をしていればうまく育てれば生育期間を延ばすこともできるのですから、自分が飼育しているミドリガメの体調管理はしっかり行ってあげるようにして下さい。

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