亀を飼育していると、喉がまるでカエルのように膨らむことが良くあります。
初めて見る人にとってはびっくりしますよね。
そこで今回は亀の喉がどうして膨らむのか、大丈夫なのかを調べてみました。
亀が喉を膨らませているのはなぜ?
亀の甲羅は人間に置き換えてみると、背骨と肋骨にあたります。
背中側の甲羅は背骨が進化したもの、下側の甲羅は肋骨が進化したものと考えられます。
人間が呼吸する場合、肺を使って大きく息を吸い込んで呼吸します。
一方亀の場合、大きく堅い甲羅があるため、肺を大きく膨らませて呼吸することはできません。
ですので、甲羅があっても動かせる部位を有効に使うことで、呼吸を可能にしているのです。
その部位というのが肺に近い喉元、四肢の付け根です。
亀が喉を膨らませているのは、異常な行動でも病気でもなく、呼吸です。
リラックスしているときほど喉を風船のようにプクプクと膨らませては萎ませて、肺に空気を送り込みます。
また呼吸をするのは喉の膨らみだけではなく、手足を出したり引っ込めたりしても、亀は肺に呼吸を送り込むことができます。
亀の呼吸法
亀は基本的には肺を使って呼吸しています。
ですので、顔や鼻先を水面から出して酸素を取り込みます。
先ほど出た喉元や四肢をポンプのように使っての呼吸が亀にとっての呼吸です。
ただし、亀はそのほかにも皮膚呼吸、粘膜からの酸素供給もできます。
多くの一般的な亀は、飼育していても喉を極端に膨らませている姿をあまり見せません。
リラックスしているときなどに亀が喉を膨らませたり縮めたりしている姿を目撃されています。
亀が喉を膨らませるのは呼吸法の一つにすぎません。
知らないと「もしかして何かの病気?」とか「体の調子が悪いことを訴えるサインかな?」と思ってしまうかもしれませんが、安心してください。
まとめ
亀は基本的には肺で呼吸する生き物です。
しかし、哺乳類である私たち人間とは体の構造が明らかに違います。
もちろん、呼吸の仕方にも大きな違いがあるのです。
だからこそ、何か少しでも異常を感じた時は注意深く観察することが大事ですし、またその神秘的なところが亀の魅力なのかもしれませんね。
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