鶴は千年、亀は万年ということわざがありますが、亀は本当に万年も生きるのでしょうか。

きっと気になったことがある方も多いと思います。

亀に年齢を尋ねてみれば早い話ですが、亀は口がきけません。

ここでは亀に聞かなくても亀の年齢を知れる方法をご紹介します。

亀 年齢 甲羅 調べ方

甲羅の年輪

亀の特徴は何といっても甲羅ですね。

甲羅をよく見てみると小さな六角形の板から構成されているのがよくわかると思います。

その小さな板は甲板と呼ばれていて、年齢を調べる際重要になってくる部分です。

この甲板を一つ一つ見てみると木の年輪のように線が幾輪にもなってあるのを見ることができると思います。

この線を数えることでその亀の年齢を調べることができるのです。

いたって簡単ですね。

年輪ができるわけ

亀のように外形的特徴から年齢を判断できる動物は稀有です。

成長線を数えるだけで年齢を知ることができるなんて便利ですけど不思議ですよね。

その理由は実はすでに明らかにされています。

亀は水温が下がって餌がなくなる冬に冬眠をします。

冬になると川や池の水底の泥や落ち葉にもぐって春を待つのです。

その際に亀はほとんど動かなくなるのです。

この非活動期に成長が停止します。

成長が停止するこの時に甲板の年輪いわゆる成長停止線が形成されるのです。

つまり年輪は亀が冬を越した回数を表しているのですね。

温帯に住む亀は初夏に産卵し、秋に卵がかえります。

そのため、生まれたばかりの亀には年輪はありません。

また成長停止線は冬を越してすぐできるものではありません。

年輪を数えるときには亀が生まれた時期や年齢を調べる時期に気を付けなくてはいけないのです。

スポンサードリンク

年輪の不確実性

この方法ではいつでも正確に年齢を計れるわけではありません。

年を重ねるごとに亀の甲板は傷つきすり減ってしまいます。

歳をとるほどに甲板から得られる年齢は正確性を失ってしまうのです。

また、種類によってはこの方法で調べられないものもあります。

前述したように亀に年輪ができるのは冬眠をするからです。

冬眠をしない亀はその年輪ができません。

また、脱皮をする亀もいて年輪がわからなくなってしまう。

まとめ

亀の年齢を知るには年輪を見るのが一番簡単で早い方法です。

しかし、それは確実ではありません。

単なる目安としてとらえるしかないのです。

スポンサードリンク

今のあなたにおすすめの記事