亀の中でもリクガメは気性が穏やかで、ペットとして人気があります。
そんなリクガメの餌の選び方や注意点について調べてみました。
リクガメにはどんな餌が良いの?
リクガメの餌はペットショップで購入すれば良いのではないか。
そう考える人もいますが、それは大きな間違いです。
リクガメは市販の餌だけ与えてしまうと、不必要な栄養素まで取り込んでしまう可能性があります。
主食として望ましいのは、カルシウムが豊富で、リンやシュウ酸が少ない野草や野菜です。
そこに果物を加えるとよりバランスが良くなるでしょう。
野生のリクガメは野草を食べて暮らしています。
野菜や果物を与えても問題はありません。
市販の餌ばかり与えるよりも、野草、野菜、果物をあげた方が本来の生態系にも近く、栄養も摂れるのでオススメです。
では、実際にどんな食物をリクガメに与えるべきなのでしょうか?
まず野草ですが、道端で見かけるものの多くを与えることができます。
例えばたんぽぽ、よもぎ、シロツメクサ、クローバー、ナズナ、菜の花、オオバコ、ツユクサなどです。
私達がよく知る身近な植物がリクガメにとって重要な栄養となるのです。
次に野菜ですが、カルシウムやビタミンを多く含む野菜を主食に、他の野菜を加えると良いでしょう。
具体的には小松菜や大根の葉を主食にするのがおすすめです。
ここに水菜、チンゲンサイ、キャベツ、セロリ、トマト、オクラ、にんじん、白菜などの野菜を追加していきます。
そして果物です。
おやつ程度にあげることが望ましいとされています。
りんご、バナナ、みかん、いちご、マンゴーなどを与えることができます。
水分補給をかねて適度にリクガメの餌に足していきましょう。
リクガメには様々な種類がありますが、基本的にはどのリクガメも野草や野菜が主食となってきます。
雑食傾向が強いので、栄養価に気をつけていればちゃんと育てることができますよ。
気をつけて!餌選びの注意点は?
リクガメは食べられるものが多いですが、やはり与えてしまうと毒になる食物も存在します。
与えてはいけないものをキチンと把握することで、リクガメの健康を守ることができます。
最初に野草についてですが、道端にあるものを摘んで与える場合は注意が必要です。
犬の糞尿や農薬に汚染されたものを誤って食べてしまうと、病気の原因となってしまいます。
野草を与える場合は、自身で育てた安全な物を餌として使用するなど、工夫が必要です。
野菜で特に気をつけたいのがほうれん草です。
一見栄養価が高そうに見えますが、カルシウムの吸収を妨げるシュウ酸が多いため、控えることをオススメします。
また、キャベツやブロッコリーは長期的にたくさん与えると甲状腺腫を引き起こす可能性が高くなると言われています。
普通に餌として出すのは問題ありませんが、大量に与えないように注意が必要です。
果物は与えすぎると味に慣れてしまい、偏食の原因となります。
また糖分が多いため糖尿病になるケースも見受けられます。
欲しがっても与えすぎないよう、量を考える必要があります。
他にもアクがあるもの、刺激物、球根をもつ植物全般はリクガメにとって毒になります。
例えばあじさい、すずらん、わらび、ポインセチア、アマリリス、トマトやじゃがいもの葉と芽などです。
これは与えても大丈夫かな?と迷ったら、まずは専門家やペットショップへ相談しましょう。
いずれにせよ、与えても大丈夫だと確信の持てないものは餌として使用するのは控えましょう。
リクガメの健康を守るために、餌の管理や知識は非常に重要なのです。
まとめ
ペットとして可愛らしいリクガメですが、調べてみると餌に対する知識が必要な印象を受けます。
亀は飼育スペースをあまり取らず、手間がかからないことから人気がありますが、責任を持ち育てないと病気になってしまう可能性があります。
せっかく飼うなら大切にリクガメを育てられるよう、きちんとした餌を選びたいものです。
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