カメの繁殖は大変難しいと言われています。

繁殖がうまくいった場合は、産卵の準備をしてあげる必要があります。

今回は日本でよく飼育されているクサガメの産卵について調べてみました。

カメ 産卵 水苔

産卵の時期

カメの共寝が確認できたら、まずはメスだけを単独にする必要があります。

オスが一緒にいると、ストレスになってしまうようです。

クサガメの産卵の時期は6月ごろが一般的です。

5月の半ばくらいから食欲が旺盛となり産卵する体力をつけていきます。

6月になるとお腹に卵が溜まってきて餌を食べられなくなるので食欲が一気に落ちます。

これは産卵が近いというサインですのでこれを見逃ささず産卵に適した環境づくりをしましょう。

産卵の準備

産卵に適した場所は、浅い水辺と広くスペースを取った柔らかい砂場です。

クサガメは砂場で穴を掘って産卵します。

砂は少し水分を含んだ湿り気のあるものが良いでしょう。

卵の数は5個から20個くらいです。

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卵の孵化

卵を安全に孵化させるためには、産卵後、卵だけを取り出し人工的に孵化させる必要があります。

というのも、クサガメの卵は産卵後2ヶ月から3ヶ月で羽化しますが、羽化率は極めて悪いのです。

卵の羽化率をあげるには卵の孵化器を利用するのが望ましいです。

市販でも販売されています。

孵化機を利用しない場合は、温度と湿度に気をつけながら管理する必要があります。

温度はだいたい26度から30度。

霧吹きで時々湿り気を与えますが、その時卵に直接水がかからないようにしましょう。

卵の下に敷いた水苔に湿り気を与えます。

一番重要なことは卵の上下をかならず産み落とした向きと同じ向きにすることです。

卵ケースの中は常に清潔にし、カビが生えたりしないように見守りましょう。

まとめ

このような知識を持って孵化に望むと、砂に産み落としたままにしておくよりもはるかに高い確率で孵化します。

一匹でも多くのカメが孵化するように頑張りましょう。

ちなみに卵を温める時、26度から27度で行うとすべてオス、30度以上で温めるとすべてメスというメカニズムがあるそうです。

面白いですね。

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