カブトニオイガメと同じドロガメ科ニオイガメ属に分類されるものに、ミシシッピニオイガメという種類がいるのをご存知でしょうか?
もとはアメリカ合衆国からカナダにかけて生息していたもので、夜行性なので夕暮れや未明の朝などに活動する習性があり、昼間は川底の砂の中などにもぐって休んでいることが多いそうです。
このカメは温厚な性格をしているので比較的飼育のしやすい種類だといわれ、日本でも多く流通しているのですが、同じように人気のあるカブトニオイガメとはどのような違いがあるのでしょうか。
またこの2種類のカメは一緒に飼育することができるのでしょうか。
生態や体の大きさなどを中心に比較しながらご紹介します。
カブトニオイガメとミシシッピニオイガメの大きさの違いは?
ミシシッピニオイガメは成長しても10㎝程度の大きさなので、カメの中でも小型になります。
カブトニオイガメの成長した甲長は17㎝程度といわれますので、大きさの差は結構あるということですね。
値段もミシシッピニオイガメの方が若干安いようで、初心者にも育てやすいカメだといえそうです。
見た目も普通のカメの色合いで、丸みを帯びたコロンとした甲羅や愛嬌のある顔つきが魅力的なのですね。
寿命はどちらも同じ平均25年くらいといわれます。
カブトニオイガメとミシシッピニオイガメの混泳について!
ミシシッピニオイガメは温厚で捕食もあまり上手な方ではないようですので、熱帯魚などとの混泳も可能といわれます。
一方のカブトニオイガメは肉食性が高く攻撃的な性格ですので、どちらかというと個別の飼育の方が向いているようです。
この2種類のカメを一緒の水槽で混泳させることはもちろん可能ですが、十分に飼育スペースが確保できる大きさの水槽を確保する必要がありそうです。
カブトニオイガメは協調性に欠けるとも言われますので、大きな水槽であれば仕切りをして個別に飼育するという手もありますね。
まとめ
チビガメともいわれるミシシッピニオイガメは、成長しても10㎝程度にしかならず、性格も温厚なので、気軽に飼育することができそうです。
同じクサガメの仲間であるカブトニオイガメは17㎝くらいに成長しますので、かなり大きさに差がありそうですね。
性格も逆ですので、混泳する際は水槽の大きいものを選ぶとか仕切りをするなどの工夫をした方が安全そうですね。
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