動物を飼育していると餌に何を与えたらいいのか考えるところですが、多くの人が飼育している動物は栄養面も考慮された専用の餌があり、それを与えていれば問題はありません。
しかし人間でも同じものばかり食べていると飽きるように、ミドリガメといってもそれは同じです。
ミドリガメは雑食性なので基本的には何でも食べますが、そこには与えては良くない食べ物もあります。
今回はミドリガメに与えてもいい餌とよくないものを紹介しましょう。
ミドリガメが餌として食べていい野菜
ミドリガメは刺激の少ない野菜はほとんどが餌で与えてもいいのですが、栄養や好みなどを考えるとニンジン、かぼちゃ、キャベツ、小松菜などが適していて、他の動物と同様にネギ類は与えないようにして下さい。
ネギ類に含まれる硫化アリルという成分を分解できるのは人間だけであり、他の動物にとって硫化アリルは毒と同じです。
また果物はほぼ全般与えても大丈夫ですが、柑橘系のような酸っぱい味のものは敬遠しがちなので与えないようにして下さい。
雑食性の動物は自分の体内でビタミンを生成することができないので、体調を維持管理するためにも時々は野菜や果物も与えてみるといいでしょう。
ミドリガメが餌としてた食べていい肉類
ミドリガメは元々自然界にいるカメですが、自然界では雑食性でも植物性のものはあまり食べず、動物性たんぱく質を多く捕食しています。
特に好きなのはミミズ、小型の淡水魚、昆虫、貝類、ナメクジ、カタツムリで、これは飼育をしている環境でも同じであり、時々は生きた状態で与えるととても喜びます。
これらの餌は自然界にいますが、捕獲が困難であればペットショップに行けば置いていますので、利用してみて下さい。
利用しやすい肉類と言うと鳥のささ身、魚の切り身、牛・豚・鳥のレバーでも使えますし、保存のしやすい乾燥したイトミミズやエビもよく食べてくれます。
与えてはいけないのは肉の脂身であり、脂身を食べるとカロリーが高いので太りやすく、またその排せつ物がとても処理しにくい状態のものなので肉類を与える時に脂身があれば処理を行って下さい。
ミドリガメに与えてはいけない餌
ミドリガメは肉も野菜も食べるので、出されたものはほとんど食べてしまいます。
ここで注意しなければいけないのは素材をそのまま与えれば問題がありませんが、人間用に加工されている加工肉製品やお菓子などは与えてはいけません。
人間用に加工している製品はカロリーがとても高いので肥満になりやすく、含まれている糖分や塩分、脂質もミドリガメには有害な成分になります。
飼育しているミドリガメは自然界で生息している他の個体と異なり、人間が与えるものは口にする習性があるので、体調面を考えて適正な餌を与えるのは飼い主さんの役目です。
肉類もそのままでは大き過ぎるので小さくしなければいけませんが、包丁を使うと金属の臭いが付いてしまうので、手でちぎって与えてあげて下さい。
まとめ
ミドリガメは素材としてなら人間が食べるものとそんなに違いがないので、自宅で自炊をしている方なら材料は簡単に手に入るでしょう。しかしミドリガメは体の構造が違っているので、食べてはいけないものもあります。
食べるものを選別しながら栄養バランスを考えつつ食べる楽しみをミドリガメに与えてやってこそ、本当の飼育と言えるのではないでしょうか。
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