動物園やペットショップでよく亀を見かけますね。
その亀のつぶらな瞳や小さくてかわいい手足に惹かれてペットとして飼い始める人が多くなってきています。
亀を小さな家族として受け入れるわけですから大切に育てていきたいですよね。
そのためには事前に亀の病気について知っておくことが重要です。
もし亀が病気になってしまっても早く気づいてすぐ対応することができます。
知らないと病気が悪化してしまったり最悪の場合は亡くなってしまったりする可能性もあります。
ここでは亀がかかりやすい皮膚病の中でも水カビ病について詳しく説明していきたいと思います。
水カビ病とは
水カビ病とは体のちょっとした外傷や寄生虫により傷つけられた場所に菌がついて発症する感染症の総称です。
この病気は亀だけでなくサケや熱帯魚などの魚類にもみられます。
水カビ病の主な原因は水質悪化、日光浴不足など低質な飼育環境にあります。
環境の悪さにより亀はストレスを感じたり体力不足になったり体が弱っていきます。
弱った状態で傷を負うとそこから菌が増殖してカビが生えてしまうのです。
水カビ病を発症させる菌は日常的に亀の飼育環境内に存在するものです。
亀を健康な状態に保つことでこの病気を防ぐことができます。
水カビ病は皮膚と甲羅で症状が異なります。
皮膚の場合は皮膚が白く変色したり白いもわもわした綿のようなカビが生えたりします。
悪化するとただれたり炎症を起こしたりすることもあり重度の場合は亡くなってしまう可能性もあります。
甲羅の場合は色が白っぽく変色します。
亡くなるほど重度になることはないと言われています。
皮膚病
水棲ガメが一番かかりやすいのがこの皮膚病でイシガメ病とも呼ばれています。
初期症状はなかなか見つけづらいですが、指先の皮が少しめくれていたような感じであったり水垢がついているような感じがあったりした場合はその可能性があります。
指先や首元に膿がたまって白くなっていくと皮膚が捲れてきます。
皮膚が炎症を起こして赤くなるようなこともあるそうです。
そのまま放っておくと亡くなる可能性もあります。
見分け方
この水カビ病と似た症状に脱皮があります。
亀は皮が一枚剥がれ落ちるように脱皮をします。
その脱皮の仕方は種類によって異なってきますが、毎年脱皮を繰り返すことで大きな亀になっていくのです。
脱皮も水カビも白い膜のようなものができて判別しにくいです。
しかし、水の中で泳ぐ亀を見てみるとその違いがよく分かります。
脱皮だと泳ぐ際膜がはがれそうにひらひら動くのですが、水から出した時にはその皮が本当についているかさえわからなくなります。
一方水カビの場合は水から出した時も白い膜のようなものがみられるし、綿棒等でするとはがれるのです。
まとめ
水カビ病は悪化すると病院で診てもらわなくてはならないくらい重度になってしまう危険性があります。
それを避けるためには脱皮か水カビ病かを速やかに判断して対応することが重要なのです。
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