亀はたくさんの種類がありますが、最近ではペットとして飼われている方も多くいらっしゃるようです。
日本に生息している亀の代表的なものがクサガメです。
今回はクサガメの、産卵、孵化の時期について調べてみました。
クサガメの産卵
クサガメの繁殖は、雄が2歳、メスは5歳くらいから可能となります。
産卵が近づくと、メスたちは餌を食べなくなります。
それにより、産卵が近いことがわかります。
餌を食べなくなって2週間ほどすると、動きが落ち着かなくなり1週間ほど、6月から8月くらいまでの間に産卵をします。
産卵は、穴を掘って産卵、その後穴の埋めもどしを行い終了となります。
1回に1個から14個ほどの卵を1回から3回に分けて産卵します。
産卵には30分以上の時間がかかります。
日中は産卵せず、夜に陸上にて産卵をします。
陸上の砂地が中心で、適度に水分があるところに産卵をします。
これはクサガメに限ったことではなく、すべての種類の亀が陸上の砂や泥の中に卵を産むそうです。
条件の揃った産卵場所がないと、水中に産卵をしてしまうようで、自然界にはクサガメの産卵に適した場所がどんどん失われてきているために、生息数が増えていかないようです。
また、冬眠をしていなかった亀は、発情期がこなかったり、産卵数が極端に少なくなったりもするそうです。
そのため、最近ではブリーダーに挑戦する人も増えているようです。
クサガメの孵化
クサガメは2ヶ月で孵化します。
幼体は夏から秋にかけて地上に現れる個体もありますが、ほとんどの幼体は孵化後に地中で越冬し、翌年の春に地上へ現れることが多いようです。
飼育している亀の場合、適した産卵場所が見つからないと、水中で産卵してしまう場合もあります。
その場合は、人口孵化をさせるわけですが、その場合、卵をひっくり返さないように注意したり、温度を整えたり、湿らせたりと、専門的な知識がなければ、人口的な孵化は難しいようです。
まとめ
亀の産卵は、一つ一つ丁寧に、時間をかけ土を整えながら懸命に産卵する亀の様子が観察できます。
クサガメの個体数は減少しつつあります。
クサガメが生息しやすい環境を残したり、人口的に飼育する場合は産卵しやすい環境を整えたりするなど知識を持って飼育することが大切です。
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