人間がストレスで体調不良になるように、亀もストレスから病気になってしまいます。
人間と亀、どこか通じる部分があって、自分は快適だから亀も快適なのではと思っても、亀からしてみれば迷惑なことも。
ストレスの解消方法
一番良いのは散歩をさせてあげることです。
本当なら余裕のある広い容器で飼育したい所ですが、狭い所で狭く飼育するしかないという方が多いのではないでしょうか?
ずっと狭い所にいたら人間だって動物だって気が滅入ってしまいます。
亀は月に数回、あまりにも窮屈そうだったら1日1回程のペースで容器から出して散歩させてあげましょう。
ただし、これは陸棲の亀に向いた対処です。
半陸棲と水棲の亀には適していません。
特に水棲の亀は陸上で歩けるような体になっていないため、傷を負ったり、却ってストレスになったりします。
できるだけ広いスペースを作って泳がせてあげましょう。
半陸棲の亀も同様ですが、短い時間の散歩は問題ありません。
また、暑すぎる時は熱中症や脱水症状、寒い時は新陳代謝低下、食欲不振などの活動低下に繋がってしまうので、室内温度と湿度がちゃんと管理されていれば別ですが、そのような時の散歩はさせないでおきましょう。
陸棲であっても砂漠などの乾燥地帯、湿地、やや低温地域など、どこの地域に生息していたかでも対処が変わってくるので、ご自分の亀がどのタイプなのか予め知っておく必要があります。
時に亀はわざと音を立てるような、ジタバタするような動きを見せます。
温度管理、日光浴、掃除、餌、どの対処をしても変わらなければ産卵前か、窮屈さにイライラしている印になります。
気が付けば、成長して飼育容器が狭くなっていたなんてこともあるので、そうならないように成長に合わせた対策をして下さい。
だからといって、必要以上に観察したり触ったり持ちあげたりしすぎるのもストレスの元です。
寂しいのかなと思って一つの容器に何匹もいれるのもストレスになります。
亀は群れずに単独で生活します。
複数で飼育するとケンカをして傷を負うことが多いのです。
静かで薄暗い所が亀の落ち着く場所です。
散歩させる時も身を隠す場所を作ってあげた方が良いです。
まとめ
「病は気から」は、よく耳にする言葉ですが、これは亀にも言えることで病気にかからせないためにもストレスの解消が必要です。
人間も自分にとって良い環境であれば快適ですよね?
しかし、亀にとっては良くないことがあるのも確かです。
亀にも性格や好みの差があります。
その上、ただジタバタするのではなく、明らかに様子がおかしい時や違和感がある時は亀の体に良くないことが起こっている可能性があります。
それらを見極めて適した対処をしていきましょう。
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