日本の野生の亀はどのあたりで見られるのでしょうか。

亀は変温動物が高く、体温を高温に保っておかなければいけないため、気温が高い場所が適しています。

そのため西日本を中心に沖縄などで多く見られます。

東北など東日本で見られることは稀です。

しかし、寒い北海道の札幌でも発見された亀がいるのです。

その亀ミシシッピアカミミガメについて紹介します。

亀 札幌 生息地

ミシシッピアカミミガメとは

名前の通りミシシッピアカミミガメの原産地は北アメリカのミシシッピ川の中流域から下流域で、日本だけではなく中国、インド、カナダなど広い地域に持ち込まれていて世界で見て多くの数が存在する外来種です。

彼らはほかの種に比べて順応性が高いと言われていて、原産地の環境と大きく異なる日本の水環境でも生息できているのです。

ミシシッピアカミミガメは頭部の朱色模様や喉元の黄色い線の模様が特徴的です。

しかし、高齢になったオスはこの模様部分が黒くなり、模様が消えてしまうのです。

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札幌を生息地にできるわけ

亀は冬の寒さに耐えられることができないので、ほかの種が北海道で見られることはほとんどありません。

しかし、ミシシッピアカミミガメが札幌でも生息できている理由は何でしょうか。

まず一つに、ミシシッピアカミミガメの環境への順応性の高さがあげられます。

約85%の亀は水辺に棲んでいますが、その他の亀は田畑や道路、海岸、草地、などいろんなところで発見されています。

また、水が汚かったり、水辺の周りがコンクリートで固められていたりしてもそこを生息地としておいています。

他の種が好まないような場所でもミシシッピアカミミガメは積極的に進出しているのです。

次に、亀に棲みやすい環境が人工的要因によりつくられていることがあげられます。

例えば、小樽市で発見されたミシシッピアカミミガメは下水処理後の温かい水が流れる川の近くに生息していると報告されています。

同様に札幌でも亀が棲めるような環境が意図もなく作り出されている可能性があると考えられます。

まとめ

ミシシッピアカミミガメはいろんな場所に適応できるため、様々な場所で見ることができると思います。

今度水辺でミシシッピアカミミガメを探してみるのも楽しそうですね。

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