亀はアニメのキャラクターになるほど身近で親しみやすい生き物ですが、自然界においては外来種の亀が日本の在来種や固有種の亀の生息域を脅かす存在になる事があります。

外来種の亀を捕獲する罠について調べてみました。

亀 罠 仕掛け 捕獲 

外来種の亀の危険性

近年問題視されている外来種の亀の繁殖による日本の生態系のバランスの崩壊

日本で繁殖してる外来種は元々日本の生態系に組み込まれていないせいか天敵が少なく、逆に日本の固有種の天敵となったり農作物を荒らす等さまざまな危険性を持っています。

古くは食用と持ち込まれたアメリカザリガニが日本の自然界で大繁殖し、田んぼの稲を食い荒らす等の被害が実際に出ています。

また、外来種の亀の一種であるカミツキガメは大型で気性が荒く、その名の通り噛みつかれると大けがをする危険性があります。

日本の固有種を守る活動

そこで各自治体などがそれら外来種の亀に罠を仕掛けて捕獲、防除する活動が行われています。

そうする事により極力外来種の亀を減らし、日本の固有種の亀や生態系を守る事が主たる目的になります。

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罠の種類と捕獲方法

亀に罠を仕掛けて捕獲するための一般的な方法として、「篭罠」が多く用いられています。

篭罠とは筒状の網で出来た罠で、その中に魚のアラ等亀の好きそうな餌を入れて水中に沈め、餌を求めて罠に侵入した亀を捕獲するものです。

しかしこの方法は設置が比較的大変で、餌や罠自体の管理やメンテナンスに費用や時間がかかります。

そこで最近では亀の甲羅干しの習性を利用した、浮島型の捕獲装置が開発され使用されています。

実用新案登録もされている様です。

簡単に説明しますと、こちらの装置は文字通り浮島の形をした罠に甲羅干しをしに這い上がってきた亀が落ち、そのまま捕獲されると言うものです。

まとめ

現在も亀に限らず様々な外国産の動植物が日本で飼育・栽培されています。

現在国内の自然界で繁殖し問題になっている外来種の亀も、元々はペットとして持ち込まれたものかも知れません。

罠を仕掛け外来種の亀を捕獲する事は日本の自然を守るために必要な事だと思います。

また、飼い主が最後まで責任をもって面倒見て自然界へ放たない事が外来種の被害を防ぐために大切な事だと感じました。

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